同じ介護業界で働くのであれば、正社員とパートであっても施設利用者の介護を同じように行うというイメージを持っている方もいます。広義では、施設利用者の介護をするという仕事内容は共通しています。しかし実際の仕事内容を細かく確認していくと、正社員とパートの仕事内容にはさまざまな違いが見られます。応募するときはよく考えて選ぶことが大切です。なおここでは仕事内容に重点をおいて説明するため、迷っているなら仕事内容以外のパートとの違いも確認することをお勧めします。

介護業界の正社員の仕事というのは、要介護者と接することだけではありません。正社員は介護者と接するだけではなく、施設全体の管理にも関わっていく必要があります。マネジメントや管理職という立場で、施設や従業員の管理をする立場になります。業務上の責任の重さも増えますが、給料や立場が保障されるのが正社員の特徴です。

パートは業務上の責任は正社員より少なくて済み、出勤は週に4日以下で1日の勤務時間も6時間以下というように余裕を持った働き方ができます。仕事内容も施設のマネジメントなどは気にする必要がなく、介護業務の補助などが中心になります。また施設や各部屋の清掃業務なども、パートの仕事に内容に含まれるケースも見られます。

介護業界で働きたいと考えている方の中には、正社員とパートのどちらが良いのか迷っている方もいるでしょう。2つの働き方の間には、仕事内容のほかにも給料やキャリアアップのしやすさなどさまざまな違いが見られます。さまざまな視点から違いを考慮したうえで、自分にはどのような働き方が合っているのか考えていきましょう。